WordsWeaver
連絡帳

『偽装の結婚』第一部加筆修正・新章追加&『雪刃』修正

2014-01-08 00:05

(※最後に大きな加筆修正があったシーンをまとめてます)

 えー、実は、去年から延々『偽装の結婚』第一部の直しをやってました_| ̄|∑∵:'、-=≡○

 事の発端は、第二部第五章で資料に当たる必要が出てきたことでした。

 したらば第一部のミスが発覚!

 主なミスは気候や地勢に関するものですが、その他にも細いミスがまあ出てくる出てくる。

 前回直したはずが直し損ねていた呼称とか漢字とか不適当な名詞とか。

 書いているのは架空の世界ですので、もちろん、実際の(つまり我々の)世界とは色々な点で違いがあり、例えば大陸海洋の地形図などはまるきり違うわけですが、それでも気候とか地形とか考える上ではやはり似たような地域をサンプルとして参照するわけです。

 すると、どうあっても無視できない誤魔化しようがないミスが発覚してしまったのです。

 まずナバラ砂漠周辺の気温、そこまで激しい日較差ではないようだ、ということが予想されました。あくまで予想ですが(汗)

 モデルとなった地域の旅行記録などを見ると体感温度には個人差がありますから、その意味では日較差は大きいことは大きいですが、想定より小さい感じ……。

 砂漠=激甚な日較差、という思い込みのまま書いてました。

 ということで、その辺加筆修正しました。

 そんで今回最悪のミスが地勢に関することです。

 アンケヌ・ディブロス間に、山脈があった。

 というか無いと気候条件が変わるし、周辺都市の設定にも影響するのであることにするしかない。

 山脈……つまりは山越えがあるってことですよ!_| ̄|∑∵:'、-=≡○

 今更新章追加なんて真似はしたくなかったんですがね……ちょー悩んだんですがね……どおおおおおおおおおにもならんかったとです!!(※注意:新章だけ読んでも話が繋がりません。詳しくは最後にまとめてます)

 というわけで第一部にまたも大きな訂正が入りました。

 新章追加です。

 いやはや、きちんと資料に当たらないと駄目ですね……第一部は実は資料に当たらずに数日位だったかな? で書いたので、あちこちに問題点があり、そこを修正し続けているわけです(今回も!)

 そして友人氏にチェックしてもらったところ、友人氏がおもむろに言い出したのでした。

友「あのさ……砂漠ってーと普通イメージするのって、さらっさらの砂砂漠だと思うの」

私「まあそうだろね。ナバラ砂漠はそうした一般的なイメージの砂漠ってーより、どっちかってーと荒野に近いね。石ころと砂が混じり合った砂礫砂漠だよ」

友「そういう描写……なくね?(;・∀・)」

私「!? ……!! ……ないね(;・∀・)」

 ということで、その辺加筆修正しました。

 それから、アウラシールで林檎は採れないということでしたが……採れた……採れたよぉ(-∀-)

 ごく一部の地域ですが。

 そしてアンケヌでは塩採れました……(もうやだ……)。

 砂棗を棗椰子に修正しました(理由は恥ずかしすぎて書けません……)。

 言葉についても変更を行いました。やはりアウラシール語に両数がないのは問題だということで。

 そのため『雪刃』も一箇所だけ訂正をする破目に_| ̄|∑∵:'、-=≡○

 あとはナーラキア帝国について書き足し、都市の描写について書き足し、温泉を書き足し、食事シーン、ザハト初登場シーンにも少し加筆してしまった……(-∀-)

 ついでに言いますと、第二部再始動にあたって第一部を加筆修正した際、ザハトの性格というか人格について書き足しました。

 その結果かなり苛烈な方向性が出たと思っています。

 第一部は少女向け小説レーベルの投稿用に書いたという経緯があったのでソフトめにしてたのですが、第二部以降はもう投稿関係ないですから、物語本来の力学に従って忠実に書くことにしました。

 つまり物語の結末を見届けるような書き方ですね。そういう書き方の方が楽なもので。

 まあ作者自身が読者であるのは自明ですし、観測者として楽しみながら書いていきます。

 そういう感じで第五章を執筆してたんですが、調査と第一部の直しに時間を取られて一時停止してました。

 しかしこれでようやく第二部第五章に戻れ……るかと思ったら、どうも戻れないようです('A`)

 今度は第二部の修正です。

 

 以下、大きな加筆修正があったシーンのまとめです。

 

●第一章 契約

 アウラシール及びアンケヌの気候について加筆修正。

 

●第七章 襲撃

 切り合いのシーンに、刀剣に関する説明を追加。

 同じく切り合いのシーンに、言語に関する説明を追加。

 

●第八章 来客

 ザハト初登場シーンをより細かく描写。

 

●第十一章 異変

 これは今回の加筆ではなく、第七版(2013-12-11更新分)での加筆なんですが、具体的な加筆箇所をお知らせしてませんでしたので、ついでに書きます。

 朝食のシーンに、アウラシールの歴史と地理に関する説明を追加。

 同じく朝食のシーンに、お茶と食事に関する説明を追加。

 

●第十二章 決断

 逃避行の相談シーンに、地理などに関する説明を大幅に追加(追加した新章はここの説明を前提としてますので、新章を読む前にここを読む必要があります)。

 護衛との問答シーンでの、塩に関する説明を加筆修正。

 

●第十四章 彷徨える魔神

 章の最後の方に、ザハトの思考を追加。

 

●第十五章 砂漠の逃避行

 砂漠に関する説明を追加。

 

●第十八章 砂の遺跡

 章の最初の方に、情景描写を追加。

 遺跡を眺めるシーンに、ナーラキア帝国についての説明を追加。

 

●第十九章 地下通路

 新規に追加した章です。

 ここを読む前に、前述の「第十二章 決断」に追加した地理などの情報を読んでおく必要があります。

 

●第二十章 少女

 風呂に関する会話シーンに、アンケヌの地下温泉について追加(風呂・温泉に対する認識の齟齬を互いに感じるシーンになってます)。

 

●第二十三章 追っ手

 ゴーサの傭兵との会話シーンに、アルシャダールについての説明を追加。

 

●第二十四章 別れ

 ディブロスの街中の様子を追加。

 食事シーンに、アイオナの食レポ追加。

 

 以上。

 

 なろうの方は今からちまちま直します……(ヽ'ω`)

 

過去ログ

Copyright © 1999 - 2021 琴乃つむぎ(Tsumugi Kotono) / WordsWeaver